年末、EDM全盛のこのご時世に、奇跡としか言いようがないありえないアルバムが発売されました!それは、なんと33年振りとなるP-FUNKの雄“ファンカデリック”の新作で、3枚組CD全33曲というコアなファンも歓喜な驚愕のフルボリューム!“first ya gotta SHAKE THE GATE”です。
すでに70歳を超えているジョージ・クリントン総帥の元に新旧のP-ファンカーが集結した新作が聴ける喜びをかみしめながら 、1枚目から順に聴いていったんですが、はっきり言って...長い!1曲も長いし、3枚組は長すぎるでしょ。めちゃくちゃ時間かかります(苦笑)。
実は私はP-FUNKと言えばロッキッシュなギターが暴れるファンカデリックじゃなくて圧倒的にパーラメント派なので、途中で聴くのが辛くなってしまいました...(はははf^^)。33曲もあると、個人的にちょっと…、という曲もあって正直このままではアルバムを通して聴くことはないかも?と思うほど。
しか~し!このアルバムは売れてもらわないと困るんです。というのもネットで読んだインタビュー記事で、ファンカデリックの次にパーラメントの新作も用意しているらしきコメントをジョージ・クリントンが発してまして、ファンカデリックのアルバムがコケるとパーラメントのアルバムがお蔵入りになってしまうに違いないからです。私は心底パーラメントの新作に期待してるもんですから…^^。
で、このままではイカン!と、3枚のCDから個人的に気に入った曲をセレクトして1枚のCDにしてクルマに常備することにしました。厳選したナンバーはこんな風に…。
- Baby Like Fonkin’ It Up 9:37
- Get Low 5:44
- In Da Kar 8:50
- Radio Friendly 6:17
- Jolene 7:52
- You Can’t Unring the Bell 3:01
- Old Fool 3:33
- Pole Power 7:01
- Boom There We go Again 2:56
- As In 6:49
- Bernadette 5:09
- Meow Meow 6:46
- Catchin’ Boogie Fever 5:57
全13曲80分。こうすることで何度もリピートして聴き込める愛聴盤となりました^^。
ちなみに1枚目からは、クールにファンクするP-FUNK復活を祝うかのようなオープニングに相応しい1曲目、ハードめエレクトロファンクな2曲目、スライが参加した7曲目のポップめファンク、そしてエル・デバージやチコ・デバージがヴォーカル参加した8曲目をセレクト。
2枚目からはフレッド・ウェズリーやメイシオ・パーカー、バーニー・ウォーレル、ブーツィー・コリンズ、ゲイリー・シャイダー、マイケル・ハンプトンなど古参メンバーがプレイしてる3,6,7,8,9,12曲目、スタンダードジャズっぽいスロウがP-FUNKらしい遊び心を感じさせる10曲目、ホランド=ドジャー=ホランド作でフォー・トップスのモータウンヒットのカバーとなる11曲目と最多の8曲をセレクト。
最後に3枚目からは、ホーン隊が渋いゴキゲンなファンクを聴かせてくれる1曲目をセレクトしました。
というように3枚組は正直キツイという私のような軟弱者は、個人的なベスト盤をセレクトして聴けば絶対に楽しめるはずですので、是非みなさんファンカデリックの新作を買いましょう!(次作パーラメントの新作が無事発売されるためにも是非よろしくお願いしますm_ _m。苦笑)