サッカー日本代表の欧州遠征

今回の欧州遠征には、ブンデスリーガで高原や香川に並ぶ3試合連続ゴールを決め、昇格チームでありながらバイエルンに次ぐ2位に付けるフランクフルトの攻撃を担っている我らが乾貴士選手が久しぶりに選出されたということで、ひじょうに楽しみでもあり不安な感情の入り混じった複雑な気持ちで注目しておりました...。

さて、そんな乾貴士選手は、2月のウズベキスタン戦以来となる久しぶりに日本代表に選ばれたこともあって、急にメディアに取り上げられだしました(手のひら返し!)。今後もこの調子で活躍し続けることを祈ってますし、きっとそうなると信じたいのですが、どうも私は心配性のためか大きく取り上げられた雑誌を(今後はないかも?と)2冊も記念に買ってしまいました(苦笑)。

1つは、「週刊サッカーダイジェスト」で、欧州組の現況診断という特集の扉ページに見開きで乾選手の大きな写真が使われてまして、記事も興味深いものでした。

もう1つは、「サムライサッカーキング」で内田選手の大特集なんですが、乾選手のひじょうに読み応えのあるロングインタビューが掲載されています。

さて、そんな雑誌を読みつつ迎えたフランス戦。早朝3時を過ぎたあたりからソワソワしだして目覚ましが鳴る前に止めて顔を洗って飲み物を用意して...観戦の準備を整えます(苦笑)。

注目の乾選手は残念ながらというか当然と言いますかベンチスタートで、1トップにハーフナー、2列目は左から香川、中村(憲)、清武で始まりました。フランスは数日後にW杯予選でスペイン戦を控えての調整試合ですので、最もキケンなリベリがベンチだったりと1軍半?といったメンバーでしたが、それでも前半は一方的にフランスに攻められました。DF陣の体を張った気合いの守備とGK川島選手の好セーブでかろうじて前半を無失点で終えます。

そして、後半途中になって、中村に替えて乾、長谷部に替えて細貝が入って、2列目に夢のトリオが並びました!!!これです。これに期待してたんですよ!左に乾、トップ下に香川、右に清武、という元セレッソ大阪トリオ!このトリオがフランス相手に通用するのか?乾選手はザックの望むプレーができるのか?...はい、それまでは一方的だった試合が5分(ごぶ)に近いひじょうに面白いゲームになってきました。局面で見せる魅惑のパス交換、マイボールになるや(ボールが来なくても)左サイドを全力で駆け上がる乾にフランスDFが引き付けられることによってスペースが生まれ、長友のオーバーラップも急に増えだして好クロスを連発!気が付けば右に乾、左に清武がポジションチェンジしていて、ザックに怒られへんか気になりましたが、けっこう自由にやってて面白かったですね~。

ちなみに乾選手は最初は超がつくほど慎重な滑り出しでしたが、左サイドから得意のカタチでカットインしてシュートを打ったり(惜しくも枠外)、途中から清武選手とポジションチェンジしたり、右サイドをえぐってマイナスのヒールパスをしたり(残念ながらカット)と持ち味を出してくれたんじゃないでしょうか?フランクフルトでやってるようないつもの感じで出来てた気がします。もっと長い時間なら香川や清武とのコンビネーションでビッグチャンスも作れたんじゃないかと期待させる内容だったと思います。

そして、引き分けかと思われた後半残り数分でカウンター攻撃!フランスのDFは3人居ましたが、今野が独走して長友アシストで香川ゴール!このとき途中出場の内田と乾も全力で走り込んでましたので合計5人がゴール前へ走っててメチャクチャ興奮しましたね。フランスDFはドワーッと5人が全力疾走してくるもんだから誰をマークしたらいいか分からずに今野にタックルにも行けず、ずるずると下がっていきましたね。

で、勝つには勝ちましたが、守って守ってカウンター1発ですので、力試しということで臨んだ欧州遠征の意味を考えると褒められた内容じゃないですよね。ワールドカップ本戦まで時間があるとはいえ、全員がスキルアップしてスペインのような(なでしこジャパンのような?)ポゼッションだったりパスサッカーを目指すより、日本の立ち位置を過大評価せずにW杯南アフリカ大会と同様に現時点では堅守速攻型に磨きをかけるほうが現実的なんじゃないかと思いますが、どうでしょう...(スペインサッカーを目指すためにはバルサやレアルでレギュラーを獲れる選手ばっかりで中盤を構成できるぐらいじゃないと無理でしょ?)。

そして、ブラジル戦です。フランス戦の戦い方を反省して日本は前半からブラジル相手に果敢にプレスをかけてパスサッカーで崩そうと本田を中心に攻めてシュートもそれなりに打てましたが、そうくるならと中盤である程度ボールを回させておいて裏のスペースが空くのを見計らったかのようにボールを奪ってカウンターを狙ったブラジルに面白いようにシュートを打たれましたね。ポストやバーに助けられたり審判に助けられて4点に留まりましたが、もっと取られてもおかしくない圧倒的な差を感じました。なんか3~4人で日本のDFをかわしてシュートまで、好き放題にやられちゃってましたね。

それにしてもブラジルは強い。上手い。早い。ネイマール!なんっすかあの速さとキレのあるフェイントは!しっかり見たのは初めてだったんで驚きました。でも内田が親善試合にも関わらずファール覚悟で必至になって止めようとしてた前半のマッチアップは見応えがありました。

そして、我らが乾選手はというとフランス戦での貢献が評価されたのか後半の頭から入ったものの、最初のビッグチャンス=ゴール前でフリーでパスを受けるもトラップが前に流れてカット...。乾のことやからフリーすぎてボールの置き所を色々と考えてしまったんか、単純にスリッピーなピッチでトラップがズレたのか...とにかく悔しい思いが残りました。その後はゴール前でフリーになっても本田や香川からパスしてもらえず...(悲しぃ)。

それでも左サイドでDF2人を前にしても果敢にドリブルで抜こうとしたシーンは手に汗握りながら「行け~っ!」と声が出るほど興奮しましたね。あぁいうチャレンジをやってくれるのは、野洲高校時代の「囲まれたら目立つチャンスだと思ってチャレンジ」という教えが体に染み込んでるんでしょうね。素晴らしいチャレンジでしたし、きっと次につながると思います。抜けなくて一番悔しいのは本人でしょうし、次こそはと燃えていることでしょう。

またブンデスに帰ったら高い志を持って結果を残して代表の常連となって、日本代表メンバー内での信頼を獲得できるように頑張ってほしいところです。常連になってレギュラーチームで練習しないと連携を深めることができませんしね。とくに乾はゲーム中、前半よりも後半にプレーが冴える傾向があるんで、多少ミスしてもボールに触る(集まってくる)回数が増えるようになれば、もっと代表にフィットしてくると信じてます。

今回は乾にとって得難い貴重な経験になったと思うんで、これをキッカケにしてさらに成長してほしいですね。本田はブラジルW杯で優勝を目指すって言うてるんやから、そこから逆算して乾選手も自分自身がどのレベルに達する必要があるか考えてトレーニングに励んでほしいもんです。とりあえず、なでしこの熊谷さきちゃんとばっか自主トレしてちゃダメ!(苦笑)オフの日や居残り練習では自分のチームにいる優秀なGKトラップとか代表を目指そうとしてる若手チームメイトに飯おごるから付き合え!ぐらいの強引さで誘ってレベルの高い自主トレで決定力アップに励んでほしいもんです。

あと戦術に関しては、ブラジル戦で試したようないつもの戦い方だと全員がレアルやバルサのレギュラーを獲れるぐらいのスキルがないと無理!ということが今回の欧州遠征ではっきりと分かった気がします。やっぱり現状のメンバーでは伸びしろを考慮したとしても、(あのブラジルがやったような、いやロンドン五輪関塚ジャパンや南アW杯の岡田ジャパンのような)カウンター狙いの堅守速攻を磨くほうがいい成績を期待できると思います。カウンターでトップスピードでのドリブルは乾の得意とするところですし、ラストパスを決める決定力が香川にはありますから、相手を自陣におびき寄せてスペースが空いた状態を作らせておいてボールを奪ったらスイッチオン!で一気にカウンター!これでブラジルW杯に挑みましょう!どっすかザッケローニさん?

とまぁ勝手なことを色々と書きましたが、とにかくメッシやらクリロナ同様にボールを持つとワクワクさせてくれる乾選手をもっと見たいんで、とにかく頑張れ!乾!応援してるぞ!

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サッカー日本代表の欧州遠征」への2件のフィードバック

  1. 乾、香川、清武の3人が同時にピッチに立ったときは 興奮しましたよねーーー
    今後も この3人のフォーメーションが見たいものです。

  2. まいど~、コメントおおきにです。
    継続して代表に呼ばれるよう、それぞれのリーグで頑張ってほしいですな。連携が深まれば強い国にも通用するんじゃないかと期待してます。3人ともまだまだ伸びそうで楽しみです^^。

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