釣りたいフライ“スペックルドセッジ”

ウエットフライの多くは各種の高価なクイルをウイングにしますが、使える部位が本当に限られてまして、残った部分を使ったフライは何かないかと見つけたのが、今回取り上げる“スペックルドセッジ”です。

このフライはエルクヘアカディス以上に本物のヒゲナガカワトビケラのアダルトに似てますので、イブニングにヒゲナガが乱舞してバシャバシャとライズのある場面はもちろんのこと、初夏~晩夏の日中のイワナ釣りでもパイロットフライとして最初に結びたくなるフライです。

最初にお断りしておきますが、私の場合、オリジナルからコンドルクイルの色を変えたりアンダーウィングをプラスして巻いてます。

1.バイスにフック(今回は9番)をセットし、スレッドで下巻きしてからコンドルクイル(グリーン)を2本まとめて太い方がアイ側で毛羽立った側を向こう側に巻き留め、スレッドはアイから1/3程度の所まで移動しておきます。

2.シャンクに極少量のヘッドセメントを塗ってからコンドルクイルを上に折るような感じで曲げてからアイ側へ密に巻いていき、シャンクのアイ側から1/3ぐらいの位置で巻き留め、余分をカットします。

3.ストークの細いCDCフェザーを2枚(あるいは長めのフリューを適量むしって)取り付け余分をカットし、段差が出ないようスレッドを回して整えておきます。

4.ピーコッククイルのウエットフライに適さない部分を2cm弱ほど切り出して斜めになっている切断面をできるだけ真っ直ぐになるよう、指の腹を使ってクイル全体を少しずつずらすような感じで整えてから2つに折ります。

5.折ったクイルはアンダーウイングを覆うような感じでシャンクに乗せて、スレッドをクイルを挟んだ指の中でクイルに掛け、下から上へ引っ張る際にゆっくり力を入れて引き絞ります。クイルを挟んだ指はそのままで2~3回同じことを繰り返しますが、1回目は少しゆるめで2回目以降を1回目よりアイ側で少し強めに引き絞っていきます。1回目から強く引き絞ると、クイルが立ちすぎてしまいます…。クイルの余分を斜めにカットして、スレッドで切断面に段差が残らないよう整え、アイの近くまで移動しておきます。

6.コックハックル(グリズリーとジンジャーを1本ずつ)を2本、ファイバーの長さが均一となる部分より根本側のファイバーを1mmほど残してカットし、2枚のハックルを重ねて光沢のある表面がベンド側で、先端はアイ側に斜めに巻き留め余分を少し残してカットし、クイルを留めた部分と段差が生じないよう切断面にスレッドを巻いて整えながら、クイルを巻き留めた部分まで移動しておきます。

7.ハックルの表がベンド側となるよう上に折り、ベンド側のハックルからクイルを巻き留めた部分まで巻いてスレッドで留めて余分をカットし、残ったハックルを先に巻いたハックルファイバーを倒さないよう注意しながら隙間を埋めるようにクイルを留めた部分まで巻き、スレッドで留めて余分をカットします。

8.スレッドをハックルファイバーを倒さないよう小刻みに揺らしながら適当な間隔を空けつつアイ手前まで巻いてハーフヒッチ数回してヘッドセメントをたらして余分をカットします。スレッドが先に巻いたハックルとクロスすることになりますので、丈夫なフライになりますし、アイ側からハックルを巻くと微妙にファイバーの長さがベンド側にいくにつれて短くなりますので、水面での姿勢安定につながるようです。もっとも最後にハックルの下側はV字にカットしちゃうんですけどね。仕上げにピーコッククイルをボディの1.5倍程度の長さとなるよう斜めにカットして完成です。

“スペックルドセッジ”は、見た目がなんだかカッコ良くってコレで釣りたい!と思わせてくれる“釣りたいフライ”なんですが、実は...、よく浮いて、よく見えて、ナチュラルドリフトだけでなくダウンクロスで流れを横切らせたり、水面下をウエットフライのように漂わせても魚の反応がいい“釣れるフライ”でもあるお気に入りパターンです^^。

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